シンキで過払い請求を行った際のメリットとデメリット_完成版

シンキで過払い請求を行った際のメリットとデメリット_完成版

シンキは新生グループの傘下の企業で、主な業務内容は消費者金融事業と事業者金融業を営んでいます。 サービス名称は「ノーローン」で、借り入れしてから1週間以内に返済をすれば利息がかからないという、日本で初めての試みを行った企業でもあります。

ここだけを見ると優良企業ではありますが、金利が改定される2007年以前は、業界でも最も高い水準で貸し付けを行っていました。

多くの利用者が現在、過払い金の返還を求める動きを起こしているのです。今回はこのシンキに対して過払い金請求を行った際には、どのようなメリットとデメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。

シンキの過払い金請求の対象期間と当時の金利は?

シンキに対して過払い金の請求を行う場合、まず確認するべきなのはその対象期間についてです。

シンキでは過去に29.2%という業界でも最高ランクの水準で貸し付けを行っていたため、過払い金の発生する対象となっている可能性は非常に高いといえるでしょう。

2007年に金利の改定を行っているため、基本的に過払い金請求の対象となるのはそれ以前にキャッシングを行っていた場合に限られます。

またショッピングのリボ払いについては対象外となりますから、注意しておきましょう。

シンキの過払い金請求で多い傾向や特徴

新生銀行グループに属しているシンキは、資金面での懸念も少ないのですが、過払い金返還請求への対応は良好とはいえません。

弁護士や司法書士などの専門家を挟まず個人で請求を起こした場合は、過払い金の2~4割前後の和解案。弁護士や司法書士などの専門家を挟んだ場合は6割前後まで引き上げられます。

それ以上の金額を請求する場合は裁判を起こすことになりますが、シンキは、債務名義を取られるのを嫌がる傾向がありますので、裁判をきっかけに8割以上の金額で和解をすることも可能でしょう。

シンキに過払い金請求したらいくら戻ってくるかの目安(返還率)

裁判(訴訟)を起こさず、話し合いにより和解した場合

裁判を起こさずに、話し合いによって和解をした場合は、2~4割前後の条件が提示されます。 これは他の新生銀行フィナンシャルのグループ企業と比べ、かなり低い金額です。

弁護士や司法書士などの専門家を挟むことで6割前後まで金額を引き上げられますが、取引の分断など法律上で争点となる部分があった場合には、和解までの流れがスムーズにいかないこともありますから十分に注意しておきましょう。

裁判(訴訟)を起こした場合

裁判を起こして過払い金の返還を請求した場合、シンキは債務名義を取られるのを嫌がる傾向があるため、8割以上の金額で和解を求めてくるケースがあります。

返還日は遅くなってしまいますが、金額に拘るなら最後まで争ってみるのも良いでしょう。 最初はかなり出し渋りますが、総合的に見れば比較的過払いが回収しやすい企業です。

シンキから過払い金が戻ってくるまでの目安(返還期間)

裁判(訴訟)を起こさず、話し合いにより和解した場合

次に返還までにかかる期間についてもみていきましょう。

裁判を起こさずに和解した場合、おおよそ3ヶ月程度で返還に応じてもらえることが多いようです。

ただしこれはあくまでもシンキ側が提示してきた額を飲んだ場合の期間であるため、満額の返還は望めないと思っておいた方が良いでしょう。

裁判(訴訟)を起こした場合

100%に近い形で返還を求める場合、裁判を起こす必要があります。

訴訟を起こす場合には返還までに5~7ヶ月ほどかかることになるため、和解する形で進めた場合と比べると倍の日数が必要となりますが、シンキの場合満額に近い請求をするには裁判が必須です。

スピードを重視するのか、金額を重視するのかしっかりと見極める必要があるでしょう。

シンキに過払い金請求するデメリット

シンキを利用できなくなる

シンキに対して過払い金の請求を行った場合、その後はシンキのクレジットカード等は使用できなくなります。

家賃や携帯電話、その他生活に必要なものの支払いをシンキから行っている場合は銀行引き落としにするか、別のカードに変更しておくことを忘れないようにしましょう。

加えてショッピング枠で借り入れがある場合は返還金と相殺されてしまうので注意が必要です。

シンキに返済中で過払い金請求する場合はブラックリストに注意

ノーローンでキャッシングをし、現在返済中のまま過払い請求を行うと信用情報に傷がつき今後の借り入れに支障をきたす場合があります。

過払い金で完済ができれば問題はないのですが、債務が残ってしまうと一般的にいうところのブラックリストに掲載がされます。

ブラックリストに載ってしまうと携帯電話を購入する際の分割契約、ローンや賃貸契約の審査が通らない可能性があるので十分な注意が必要です。

シンキに過払い金請求する注意点

関連業者からの借り入れも完済していないとブラックリストに載る

通常クレジットカード会社などに過払い金請求を行った場合には関連する銀行や企業のサービスも受けられなくなるのですが、シンキの場合は関連している業者がありません。

シンキでの借り入れさえ完済していればブラックリストに載ることはないといえるでしょう。

シンキが保証会社になっている銀行からの借り入れについても注意

過払い請求を行う際は、基本的に完済をしていれば信用情報に傷がつくことはありません。

ノーローンの保証会社はシンキとなっていますが、現状保証会社であるシンキは、ノーローンのサービスのみですので特に懸念はないといえるでしょう。

シンキに過払い金請求するなら時効に注意

過払い金請求を行う場合、原則として最後に返済した日(完済した日)から10年が時効です。

シンキは2007年を境に金利の改定を行っていますから、2006年以前に契約をしていても、2007年までに完済してしまっていた場合には既に時効が成立してしまっています。

自分が何年の何月に契約したのか、最後に返済を行ったのはいつなのかは非常に重要なポイント。過払い金請求を行う前には、どちらもしっかりと確認しておきましょう。

シンキに過払い金請求する流れ

【1】シンキから取引履歴を取り寄せる

シンキに過払い金請求をするためには、まず取引履歴を入手しなければなりません。

シンキの公式サイトにアクセスすると、取引履歴開示請求先の番号が載っています。 個人で取引履歴を取り寄せる際に、貸金業者から使用用途を聞かれることがありますが、その際は絶対に「過払い金を請求するため」と返答をするのは避けてください。

なぜなら「過払い金請求をするのに必要」と返答してしまうと貸金業者側から裁判の際に、「これまで支払った利息を過払い金と認識して支払っていた」と主張されることがあります。

最悪の場合、過払い請求に応じなくなる可能性がありますので「現状(または過去)の支払い状況を確認する」と返答するのが良いでしょう。

【2】過払い金の計算(引き直し計算)をする

過払い金が発生している可能性が高いのは「2007年以前から契約しているキャッシング取引のみ」となるので、該当する取引履歴を抽出して利息制限法に基づいた正しい金利で再計算します。

項目数が多い場合には、オンラインソフトを利用して計算すると楽になりますから、データ抽出時の誤りに気をつけてデータ化しておくと良いでしょう。

過払い金の計算は、計算結果を間違えてしまうと返金される金額が減額され、請求した金額が違うということから貸金業者に請求を断られる可能性がありますので慎重に行ってください。

【3】シンキへ過払い金返還請求書を送る

過払い金の発生が確認できた段階で、シンキに対して過払い金の請求書を作成して郵送します。

ここでポイントなのが内容証明郵便で送るということです。 内容証明郵便で郵送をすれば「いつ?どこで?誰が?何を送付したか?」が確認できるため、業者が対応せざるを得なくなります。

【4】電話での話し合いによる交渉(和解交渉)

シンキに対して請求書を送付すると担当者から連絡が入り、和解交渉が開始されます。

シンキなどの貸金業者は、過払い金請求の対応に非常に慣れており相手が個人だと判明した場合、交渉内容を厳しくし不当に安い金額で和解を求めてくるでしょう。

個人で過払い金請求をする際は臆せず強気の姿勢を取り、希望する金額を主張することが重要です。

【5】過払い金返還請求訴訟の提起(裁判)

和解交渉を行っても希望する金額に満たなかった場合、裁判を起こすことができます。

過払い金請求の裁判をするには、訴状の作成や書類の準備が必要となり、非常に手間と時間がかかるものと思っていてください。

シンキは裁判を起こされるのを嫌がるため、和解金額を大幅に増やすことも可能です。 裁判を起こした方がいいのか起こさない方がいいのか、悩んだ場合は弁護士や司法書士などの専門家の意見を仰ぐのも良いでしょう。

【6】過払い金額の和解交渉

裁判を起こした場合、判決に向けて法廷で争うことになりますが、同時進行で和解に向けての話を進めることも一般的です。

ここでも臆すことなく、希望する金額を主張することが重要となります。 シンキは裁判を起こされるのを嫌がるため、電話交渉時は4割の金額でも裁判を起こせば8割程度の金額で和解をすることも可能でしょう。

【7】過払い金の返還

裁判で勝利判决が出るか、和解が成立したあとに過払い金がシンキから支払われます。

過払い金が返還されるまでの期間の目安は、和解成立後から約2ヶ月前後となることが多いようです。 裁判で判決が出た場合は、和解よりも早く支払われることもあるようですが、どちらの手法を選択するか事前に検討をしておきましょう。

シンキの会社概要

シンキはもともと兵庫で事業を興した信販会社ですが、現在では有名大手メガバンクの1つである新生銀行のグループ会社として営業しています。

本社は東京の東京都千代田区外神田3丁目12番8号住友不動産秋葉原ビルに置いてあります。

資料請求・送付等の際にはどこに書面を送れば良いか、しっかりと問い合わせをしておきましょう。

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