アプラスで過払い金請求する際のポイントは?要する期間と返還金額について

アプラスで過払い金請求する際のポイントは?要する期間と返還金額について

アプラスとは?

株式会社アプラスは、新生銀行グループの信販会社(クレジットカード会社)です。アプラスと聞いても分からない人も多いかもしれませんが、新生アプラスゴールドカードのプロパーカードやTカードプラスなどを発行しているので、利用者も少なくないでしょう。

2004年(平成16年)まではUFJ銀行の系列でしたが、2004年(平成16年)9月に新生銀行の子会社となりました。元々はショッピングクレジットや自動車関連のオートローンなどを扱っており、2008年(平成20年)ごろからは主にフラット35での住宅ローンの利用者を対象に、融資実行までに必要になる土地購入費や中間費用などを先に融資する「つなぎローン」と呼ばれるサービスの提供を開始しました。

また、「新生銀行スマートカードローン」の保証業務を担当していましたが、2011年(平成23年)10月より新生フィナンシャル保証による「新生銀行カードローン レイク」が開始されるにあたり、新規申し込みを終了しています。

 

アプラスでも過払い金が発生しているの?

アプラスはプロパーカードや提携カードで過去に29.16%という高金利でのキャッシングを提供していました。さらにカードの種類によって金利改定の時期が異なりますので、過払い金の発生も利用していたクレジットカードによって状況が異なるようです。 株式会社アプラスの会社説明資料によると、以下のようなスケジュールでクレジットカードの金利を引き下げていたようです。

[新規会員の場合] カードの種類 :引き下げ時期 ・プロパーカード :2007年(平成19年)4月1日~ ・新規提携カード :2007年(平成19年)4月1日~ ・既存の提携カード :提携条件見直し後

[既存会員] カードの種類 :引き下げ時期 ・プロパーカード :2008年(平成20年)末までに段階的に引き下げ ・提携カード :2008年(平成20年)末までに段階的に引き下げ

新規契約であれば、2007年(平成19年)以前に借入れのある場合には過払い金が発生しているようです。一方で、既存会員に関しては引き下げ時期が明らかになっていません。詳しい金利改定の時期は取引履歴を確認しないと分かりませんが、2008年(平成20年)以前には利息制限法の上限を超える金利での請求を行っていた可能性が考えられます。

詳しい過払い金の金額については、自分がどのカードを利用していたかによって異なりますね。詳しくは取引履歴を確認してみないと判断がつかないケースも多いでしょう。

アプラスの過払い金への対応は?

アプラスの過払い金請求への対応については、新生フィナンシャル(レイク)と同様に、良心的な対応で有名のようです。

新生銀行傘下ではありますが、過払い金の対応窓口はどちらになっているのでしょうか。アプラスは、設立当時はアプラスクレジットとして業務を行っていました。その後、旧アプラスの信販業務を継承する形で、現在の株式会社アプラスが誕生します。ただし、旧アプラスが行っていた貸金業務はアプラスパーソナルローンへと継承されているようですので、過払い金の請求先が複雑になっています。

どこに過払い金請求をすればいいのか分からない場合には、司法書士などの専門家へ相談してみるといいでしょう。

 

アプラスからの過払い金の回収率は?

司法書士や弁護士などの事務所が公表している過払い金の回収率によると、和解決着であっても8~9割の過払い金を回収できているようです。訴訟に発展した場合には9割以上の和解案を提示してくることもあります。判決で決着をつける場合では、争点がなければ控訴されず「過払い金元金+年5%の利息金」の満額回収も可能でしょう。

新生銀行のグループであることから経営状態も安定しており、金額を多少妥協することで早期決着も望めるようです。

ただし、専門家を介さずに個人で過払い金請求を行った場合には、若干回収率が下がっています。6~7割程度の和解案を提示されるケースが多く、交渉を続けてもこれ以上の金額は見込めないでしょう。

個人で過払い金請求をするのであれば、最初から6割程度の早期決着と割り切っておいた方がいいでしょう。少しでも多く回収したいのであれば、専門家へ相談することをおすすめします。

 

アプラスの過払い金、回収までの期間はどのくらい?

アプラスに過払い金請求をしてから回収するまでにはどのくらいの期間が必要になるのでしょうか。

まずは、「取引履歴の開示請求」を行って、過払い金がいくら発生しているかを引き直し計算しなくてはいけません。アプラスの場合は、電話もしくはアプラスのウェブサイトから開示申請書をダウンロードして郵送で送付するという2通りの方法で対応しています。取引履歴が送られてくるまでには2~3週間程度期間を要します。

その後、和解決着となれば交渉期間で1ヶ月、支払いまでに3~4ヶ月程度かかるようですので、過払い金請求を行ってからは6~7ヶ月かかるのが一般的なケースとなっています。

訴訟の場合はさらにそこから1~2ヶ月、控訴する場合には半年以上かかりますので、最終的には8ヶ月~一年以上とかなり長い期間が必要となります。 このように、時間をかけずに和解決着で早期解決を目指すか、時間をかけてでもより多くの金額を取り戻すかでかかる期間も変わってきます。

アプラスの過払い金請求で気を付けたいポイント

アプラスはクレジットカードの発行以外にも、ローンの取り扱いがあります。そのため、ほかの貸金業者と違って気を付けなくてはいけないポイントがあることを覚えておきましょう。

 

ショッピング枠の場合は過払い金は発生しない

信販会社(クレジットカード会社)は、ショッピングなどの会計時にクレジットカードを利用することで料金を立替えて支払ってくれます。そのため、分割払いなどを利用する際にかかる費用は利息金ではなく分割手数料という扱いになり、利息制限法は適用されません。 つまり、クレジットカードをショッピングなどの料金支払いで使用しているだけでは過払い金は発生しないのです。

しかし、多くのクレジットカードにはショッピング枠のほかにキャッシング枠が設けられています。このキャッシング枠はATMなどで直接お金を引き出すことのできるサービスで、クレジットカードを利用した借金という扱いなので利息制限法が適用されますので、上限を超えた利息金を請求されていた場合には過払い金請求を行うことが可能なのです。

キャッシング枠ではなく、ショッピング枠のみを利用していた場合は、過払い金が発生していないということを覚えておきましょう。

 

過払い金請求でカード使用不可に!

過払い金請求をすることで、アプラスが発行するすべてのクレジットカードが利用停止となってしまう可能性があります。

基本的に、過払い金請求は自己破産や任意整理などの債務整理とは違うので、ブラックリストに載ってしまうようなことはありません。したがって、その他のキャッシングやクレジットカード、ローンへは情報共有は行われず、利用の際にも影響が出ることはありません。ところが、過払い金の請求先である貸金業者の社内審査によって、過払い金請求を行った人への融資を不可と判断することはかなり多いようです。

同様に、クレジットカードも使用できなくなってしまうことが想像されますので、光熱費などをアプラスのクレジットカード払いにしている場合は、事前に支払方法の変更が必要となります。

 

過払い金によってブラックリスト入りしてしまうケースも!

さらに気を付けたいのが、クレジットカードのショッピング枠での利用残高が残っている状態で過払い金請求を行うと、過払い金がショッピング残高に相殺されてしまうということです。この場合は、アプラスが発行しているすべてのカードが対象となるので、過払い金がプロパーカードで発生していた場合には、プロパーカードとTカードプラスなどの提携カードの両方のショッピング残高と相殺されてしまいます。

過払い金を充ててもショッピング残高が残ってしまう場合、債務整理という扱いになって信用情報の事故情報に記載されてしまいます。これはいわゆるブラックリスト入りと呼ばれる状態です。

そうなると、新たに他の会社のクレジットカードを作ることもできませんし、ローンなどの審査にも影響が出てしまいます。アプラスが発行しているすべてのクレジットカードのショッピング残高が残っていないかを確認しておきましょう。

さらに、アプラスの場合にはクレジットカードだけではなくローンへの影響も考えられます。アプラスの自動車ローン(オートローン)を利用している場合には、過払い金がローン残高と相殺されてしまう可能性もあります。 気になる方はローンを清算後に過払い金請求を行うか、もしくは直接アプラスへ問い合わせてみるといいでしょう。

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